私共の経験上、戸建ては、マンションと違って、
大量のボンドを使って強固にフローリングを貼ってあるケースが多く、
そのような現場で既存のフローリングをはがしてしまいますと、
床暖房のマットが全壊してしまい、マットごと交換が必要になるため、
私共では通常、戸建てで床暖房が入っているお部屋のフローリング工事は
「はがし・貼り替え」ではなく、「既存フローリングの上に重ね貼り」で対応させて頂きます。
今回のお客様でも、最初のお問い合わせの際には
上記の旨をお伝えし、「既存フローリングの上に重ね貼り」で概算見積をご案内させて頂きました。
ただ今回の現場では、
お客様が「はがし・貼り替え」をご要望されている事もありまして、
床暖房のマットの全損は避けられない結果になる可能性もある事をご了承頂いた上で、
現場調査の際に、既存フローリングを実際にはがしてみてました。
現場調査で実際に既存フローリングをはがして確認させて頂いた結果、
一般的な戸建てほどの大量のボンドは使用されていなかったようで、
既存フローリングをはがしても床暖房のマットの全壊は避けられる事がわかり、
「はがし・貼り替え」で対応さえて頂きました。
なお、この現場のリビングは約33㎡と結構広く、
真ん中を隔てて、左右に床暖房のマットが敷かれていました。
施工中の真ん中の写真に銀色のテープが見えますが、
その銀色のテープは既存フローリングをはがした際に破れた床暖房のマットを補修するアルミテープです。
既存フローリングをはがして、床暖房のマットの補修を行った後にベニヤを貼っていきました。
続きまして、施工後の写真を紹介します。
施工後